こんにちは、美容業界で活躍する皆さま、そしてその未来の同業者の方々へ。私は理容師として長年経験を積み重ねてきました。理美容業界は独特の魅力がある一方で、特有の課題も抱えています。
国家試験を合格し、高い技術と知識を持つ理美容師が、思うような給料を得られず、疲弊する日々を送る現状。これは理美容師の価値を認めるべき社会としては、許されるべき状況ではありません。
髪は、女性にとっての「命」とも言われています。その命を託される美容師の手技一つ一つには、顧客への誠意と専門性が求められます。その価値を安売りすることは、適切なサービスの提供にも影響します。結果として、本来追求すべき品質の向上や職業としての理美容師の充実が二の次になってしまうことがあります。
私自身、独立前には月給約20万円という状況でした。しかし、群馬県の平均年収は349万円（月給29万円）。この数値が多くの理美容師の現状を反映しているとすれば、この業界の抱える問題は決して軽視できるものではありません。
理美容師の仕事は、数をこなすだけの仕事ではありません。それぞれのお客様に対する最高のサービス提供が求められる職種です。たとえ平均年収を稼いだとしても、その過程で心身を疲弊させるのでは意味がありません。
私たち理美容師が本当に目指すべきは、「稼ぎたいから美容師になる」、そんな新しい時代を創造することではないかと思っています。職業としての美容師の魅力を最大限に引き出し、それが適正な対価として反映されることで、私たちはお客様に最高のサービスを提供し続けられるのです。
美容業界の未来のために、私たちは今、一歩踏み出すべきだと考えます。
umbrellaは、価値を売り適正価格を頂くサロンです。
