「この先、美容業界ってどうなっていくと思いますか?」
サロンを経営していると、よくそんなふうに聞かれます。
たしかに、変化のスピードはどんどん早くなってきていて、今まで通りじゃ通用しないことも増えてきたなと感じます。
でも、私はそんな時代だからこそワクワクしています。
昔は「美容師=手に職」って言われていたけど、実際は長く続けるのが難しい仕事というイメージもあったと思います。でも、これからは違う。
ちゃんと環境を整えて、やりがいがあって、自分の人生にフィットした働き方ができれば、美容師はずっと続けられる仕事になると思っています。
そしてこれからの美容師は、ただ髪を切るだけじゃなくて、もっと“心”や“ライフスタイル”にも寄り添っていける存在になるはずです。
髪を整えることで自信が持てたり、肌が整うことで自然と笑顔になれたり、身体が整うことで前向きになれたり。
美容には、そんな力がある。
美容を通して、お客様自身が「ちょっと気分が上がったな」とか、「なんだか今の自分も悪くないな」と感じられるような瞬間が増えたらいいなと思っています。
たとえば、今までコンプレックスに感じていた部分が、逆に好きになれることってありますよね。
くせ毛が嫌いだった方が、くせ毛を生かすカットをしてみたら「この髪も悪くないな」と思えるようになったり。
そうやって少しずつ、自分を認められるようになっていく。 そんな変化をそっと後押しできるのが、美容のいいところだなと思います。
髪や肌を通じて、気持ちが明るくなったり、「よし、頑張ろう」って思えたり。そんな前向きなきっかけを美容から届けたい。
そして、美容をただの“身だしなみ”で終わらせるんじゃなくて、「人生を楽しむための手段」にしてほしいんです。
そのためには、私たち自身も進化し続けなきゃいけないと思っています。
どれだけ時代が変わっても、お客様の「変わりたい」という気持ちに応え続けること。 流行ばかりを追いかけるんじゃなくて、中身や本質を大切にしていくこと。
規模じゃなくて、質。 数よりも、一人ひとりの満足。
そういうスタンスで、これからの美容の未来を形にしていきたいと思っています。
次回は、このブログを締めくくるメッセージとして、ここまで読んでくださった皆さんへ素直な想いをお届けします。