鏡の前で自分の髪を後ろに流してみたとき、「あれ、思っていたよりオレンジっぽいな」と感じたことはありませんか。
カラーをした直後は理想の色だったのに、数週間経つとどこか黄みがかって見える。特に暗めのブラウンにしたはずなのに、光の下で見ると赤みや黄色が強く出てしまう。そんな髪の変化に、なんとなくモヤモヤした気持ちを抱えたままお手入れを続けている方は少なくありません。
umbrellaでは、その「黄みが出てしまった状態」を無理に消そうとするのではなく、あえて活かして仕上げるという発想でカラーを組み立てることがあります。今回はそんな考え方でつくった、暗めのグレージュのスタイルをご紹介します。
黄みを利用して仕上げる、艶感の強い暗めグレージュ

長さのあるロングストレートを、後ろ姿から見た一枚です。根元から毛先まで一本の流れがきれいに通っていて、光を受けると艶が筋になって浮かび上がるくらいツヤ感が強く出ています。色みは真っ黒ではなく、暗めのブラウンをベースにしながら、黄みや赤みを抑えた落ち着いた質感にまとめました。派手な発色ではなく、光の加減で表情が変わる、静かな存在感のあるグレージュです。
今回のご相談は「グレージュで、今より暗めにしたい」というものでした。以前のカラーの色が抜けて黄みが強く出ていた部分を、そのまま塗りつぶすのではなく、寒色系の色素を重ねることで打ち消す方向に使う。umbrellaでは、既にある色を利用しながら仕上げていく、この考え方をカラー選びの軸のひとつにしています。
なぜ「黄みを消す」のではなく「黄みを活かす」のか
カラーの色は、光の三原色と同じように、反対側の色同士を重ねると打ち消し合う性質があります。黄みが強く出ている髪に、青みや紫みを含んだ寒色系の色素を重ねると、色同士が中和し合って、暗めでも重たすぎない落ち着いたトーンに整いやすくなります。
これは、既染部(以前染めた部分)の色を一度リセットしてから染め直すのではなく、今ある色の性質を計算に入れて色を組み立てる考え方です。umbrellaの髪質改善カラーは、カラー剤のアルカリの力でキューティクルが開くタイミングに合わせてトリートメント成分を内部に届ける設計になっているため、暗めにしっかり色を入れる工程でも、パサつきを抑えながら艶を残しやすいのが特徴です。
黄みの強さや既染部の状態は一人ひとり違うため、実際にどのくらいの寒色を重ねるかはカウンセリングで髪を見せていただいてから決めています。過去に何度カラーをしたか、市販のカラー剤を使った経験があるかによっても、髪に残っている色素の量は変わります。そのため同じ「グレージュで暗めに」というご希望でも、仕上がりの色みは一人ひとり少しずつ違ってきます。
写真を見せていただきながらイメージをすり合わせることもできますが、実際の髪色は画面の光の当たり方でも見え方が変わるため、最終的には来店時に髪を直接拝見してから色を組み立てるようにしています。
施術内容と料金
今回のスタイルには、髪質改善カラーとヘッドスパを組み合わせています。それぞれの料金は次の通りです(すべて税込)。
- 髪質改善カラー ¥13,530
- 髪質改善カラー+【至福】ヘッドスパ ¥20,130
- 髪質改善カラー+【快眠】ヘッドスパ ¥19,030
カラー単体でも承っていますが、カラー剤を塗布してからの放置時間を利用してヘッドスパを組み合わせる方も多く、染めながら頭皮までまとめて整えたい方には【至福】【快眠】どちらかのセットメニューをおすすめしています。カラーの詳しいラインナップはアンブレラのカラーリングのページでもご案内しています。
こんな人におすすめ
- 以前のカラーの色が抜けて、黄みや赤みが気になっている方
- ブリーチはせずに、透明感のある落ち着いた色を探している方
- 明るすぎず暗すぎない、上品なグレージュに憧れている方
- 40代を迎え、派手すぎない大人っぽい髪色にシフトしたい方
- カラーとあわせて頭皮のリラックスタイムも取りたい方
自宅でのケア方法
寒色系を重ねた色は、時間が経つと先に寒色の色素が抜けていき、下地に残っていた黄みや赤みが再び表に出やすくなる性質があります。これはこの色に限らず、暗めのトーンに寒色を重ねるカラー全般に共通する仕組みです。
色味を守るシャンプーを取り入れる
洗浄力の強すぎるシャンプーは、色素の流出を早めてしまいます。カラーの持ちを意識した低刺激なシャンプーに切り替えるだけでも、黄みが顔を出すまでの期間を延ばしやすくなります。
熱を同じ場所に集中させない
アイロンやドライヤーの熱は、当てる時間が長いほど色素を外に押し出しやすくなります。全体に風を通しながら、一箇所に熱を溜め込まない乾かし方を意識してみてください。
紫外線は色を明るく、黄みを強く見せる
紫外線に当たり続けると、色素が分解されて全体が明るく、そして黄みがかって見えやすくなります。外出時間が長い日は、帽子で髪を覆うだけでも色の変化を穏やかにできます。
よくある質問
Q. もともと黄みが強い髪でも、グレージュにできますか?
むしろ黄みが強く出ている髪の方が、寒色を重ねたときに落ち着いた仕上がりになりやすい場合があります。髪の状態を見ながら、どのくらいの寒色を重ねるかを調整します。
Q. 暗めのグレージュは、黒染めのように黒くなりすぎませんか?
黒染めとは狙いが異なり、あくまでブラウンの範囲で色を落ち着かせる仕上がりです。真っ黒にしたいご希望であれば別の設計になるため、カウンセリング時に理想の暗さをすり合わせています。
Q. 色が抜けてくると、また黄みが強く出てしまいますか?
自宅ケアの方法を変えずにいると、寒色の色素から先に抜けていくため、時間の経過とともに黄みが出やすくなる傾向はあります。色持ちを意識したシャンプーへの切り替えや紫外線対策で、変化のスピードを緩やかにできます。
Q. ブリーチをしなくても、この色にできますか?
今回のスタイルもブリーチはせず、髪質改善カラーの範囲で仕上げています。もとの髪の明るさによって出せる色の濃淡は変わるため、なりたいイメージとあわせてご相談ください。
Q. カラーの頻度はどのくらいが目安ですか?
髪質改善カラーは2~3ヶ月に一度のご来店を目安にご案内しています。根元の伸びや色の抜け方を見ながら、次回のタイミングをご提案しています。
まとめ
色が抜けて黄みが出てきた髪は、消すべき失敗ではなく、次のカラーで活かせる素材にもなります。umbrellaでは、今ある髪の色を見極めながら、暗めのグレージュのように落ち着いた色をつくる提案もしています。
同じように色の悩みに向き合った記事として、根元が気にならない暗染×シルバーカラーもあわせてご覧ください。
ご予約はこちらから承っています。カラーの黄み・退色でお悩みの方は、ぜひ一度髪の状態を見せてください。
umbrella (アンブレラ)|群馬県前橋市小相木町388-1|027-253-5657|営業時間 9:00~19:00(定休日:毎週日曜日)






